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「暑いわね……」

水瀬さんはそう言うと手に持ったグラスに口を付けた……

誰が持ってきたのか分からないが、風鈴が風を受けて、
ちりん、ちりん。
と涼しげな音を立てている。

「千早はこの暑さの中、よく平気ねえ……」

隣に座っている真は片手でうちわで自分自身を扇ぎながら
タンクトップの裾を掴みぱたぱたしている。

引き締まったお腹がちらちら見えている……
ここにプロデューサーがいたら急いで追い出すとともに
真を注意しなければならないが
今はテレビ局への挨拶周りでいないので黙っていることにする。

「そうでもないわ……内容がまったく掴めないもの」

私はといえば、
プロデューサーと小鳥さんの二人に薦められて推理小説を読み始めたのだが
この暑さのせいで話の内容が理解できていない。

そんな状況でも読んでいるのは
プロデューサーのお気に入りの一冊だからなのだろう、
プロデューサーはもちろん恥ずかしくて誰にも言えないが……。

水瀬さんは一言

「そう……」

と言うと高槻さんのライブのレポートを眺め始めた……
がすぐにテーブルに投げるように置くと

「あーもう!なんでクーラー壊れてるのよこの事務所は!」

と怒鳴り始めた

「うー……レッスン会場で涼もうにもどこもやってないからなあ……」

真は少し意識が朦朧とし始めているらしい……

時間はまだお昼を過ぎたばかりで
雲ひとつ無い空が、この暑さがまだまだ続くことを簡単に想像させてくれる……

今日はオフで、プロデューサーに会いに来たのだが失敗だったのかもしれない

「そういえば二人は今日はどうして事務所に?
 確かラジオの収録がある律子以外はオフだった気がするのだけど」

「特に理由はないわね」
「特に理由はないねえ」

同時に返事が来た

「そう……」

このまま事務所にいては、疲れを取るどころか熱中症に掛かりかねない
パタンと小説を閉じるとソファから立ち上がる

「あれ、千早どこかいくの?」

「流石にこの状況の事務所にいるのは厳しいから、
 家に帰ろうかと思って」

「あー……あれ?そういえば千早ってこの辺りに住んでるんだっけ?」

「ええ、最近この辺りに引っ越してきたわね」

二人の目が輝きを取り戻してきたように感じる

「千早、今からあなたの家にお邪魔してもいいかしら?」

「え、ええ構わないけれど」

「千早、僕もいっていいかな?」

「ええ……でも特に何もないわよ?」

「クーラーがあれば何でもいいわよ」

水瀬さんのその一言につい苦笑してしまった。

「よし、それじゃ早く行こう」

真はそういうとホワイトボードに
自分の分と共に私と水瀬さんの所に帰宅と記入し始めた

水瀬さんはグラスを給湯室に片付けに

私も帰り支度をしなくては……
はて、何か忘れている気がした

何を忘れているのだろうか?

「千早何してるのさー、早くいこーよー」

「あ、すぐに行くからちょっと待って」

小説を鞄にしまい、忘れ物がないか確認する
……忘れ物はないようだ

「遅いわよ、早くしなさいよっ」

怒られてしまった……
それでは二人を家に招待するとしよう

……しかし何を忘れているのかしら



机の上の、プロデューサーとの2人で撮った写真に気づいたのは
家の鍵を開けた直後で、水瀬さんと真から思いっきりからかわれる事になるのでした。



9月26日完成

らくがき


伊織「あんたたちは……如月千早の逆鱗に触れたのよ」

ドン!

冬馬「なっ!」

(会場の盛り上がりが凄まじいことになってるわね……)

伊織「確かにあんたたちが言うように律子のプロデュースはまだ荒削りだし、まだまだ未熟よ……」

伊織「でも、律子のプロデュースを受ける事は私たち3人が望んで決めたこと」

伊織「今のままじゃ先に進めないから、追いつくには同じ事をしてては駄目だから……」

伊織「いつまでも負け続ける気なんてないわ……いつか千早の上に行ってやるつもりよ……」

伊織「まあそんなことはどうでもいいわ……」

伊織「今のあいつなら全盛期の日高舞だろうがなんだろうが飲み込むわよ……あんたたちはそれに耐え切れるのかしら?」






勝手にこんなのを妄想してるわけです・・・

事務所でまったり

私はハンドルをぐるぐると回していました

事務所に、コーヒー豆をゴリゴリと砕く音が行渡ります

ゴリゴリと砕く音とコーヒーの匂いは少し楽しくなるものでした





事の始まりはプロデューサーが、
「木製の側面にハンドルが付いた何か」
を事務所に持ってきたことでした。


「プロデューサー……これは?」

「ん?……ああ、コーヒーミルだよ。」

プロデューサーの持ってきたそのコーヒーミルは大分使い込まれているようでした。

「俺のおばあちゃん家にあった物なんだが、
 最近はあんまり使ってないらしくてな、
 よかったら持って行ってくれってさ。」

事情はわかりましたが……
「はあ……でもどうして事務所に?」

プロデューサーは嬉しそうに笑うと
「近くの雑貨屋にコーヒー豆が置いてあったのを思い出してね、
 こいつで引いたコーヒーを飲んで見たくなったのさ。」

「おおっ、コーヒーミルかね」

気づいたら社長がすぐ後ろに来ていました、小鳥さんも手を止めてこちらを見ています。
「はい、祖母の家で使わなくなったのを貰ってきたので使ってみようかと」

社長は少し考えるそぶりを見せると
「よければ、私にも一杯頂いてもいいかね?」

「はい、いいですよ」

プロデューサーがそう言うと
「あ、プロデューサーさん私も一杯お願いします」
といった小鳥さんの声や

事務所にいる春香や律子なども
「私も飲みたいです」「私にも一杯いただけますか?」

と声が上がってきました

プロデューサーは
「はい、じゃあちょっと待ってくださいね」
と言うと嬉しそうにコーヒー豆の入った袋を開け始めました

「うむ、それでは皆で休憩を取りつつコーヒーを待とうではないかね」

社長がそう言うと事務所にいた全員が近くに集まってきました。

ざぁー

プロデューサーが袋からコーヒーミルの中にコーヒー豆を入れていきます

「さて、回してくか」

ごりごり、ごりごり

「おー、コーヒーのいい匂いがしてきたじゃないかね。」

ごりごり、ごりごり

「いい匂いしてきましたねー」

「あ、あのっ!」
気づいたら声が出ていました

「んっ、どーした千早?」

「あ、あの」

「私にもやらせていただいても……いいですか?」

プロデューサーは嬉しそうに笑うと
「ああ」
と言ってコーヒーミルの前を譲ってくれました

ぐるぐる、ぐるぐる

ごりごり、ごりごり

コーヒーを飲むのがちょっと楽しみになってきた

そんなお昼のひと時でした。

朝の事務所

「おはようございまーす……あら?」

「ふふふ、仲良く二人で寝てるのね。」





「あふぅ」
 朝早くに起きちゃって、
 家を早く出たけどこの時間は涼しいんだね。
 早く起きて涼しい時間に歩くのと、
 普通に起きて暑い時間に歩くのどっちがいいのかな?
 


 ……難しい問題だと思うな



 考えてたらそろそろ事務所に近くまできてたの、
 涼しくて気持ちよかったし、
 今日は元気に挨拶できる気がするの
「おはようなのー!」

 返事がないの……
 
「……誰もいないのかな?」
 
 朝の7時に事務所に来ても、
 誰もいないなんてサボりはよくないと思う……な?
 
「あれ?」
 
 誰かの足が見えるの……
 
「おはようなのー……?」

 千早さんがソファーに倒れこんでる形で寝てるの……
 
「あ、千早さんのプロデューサーさんも寝てたんだね……」
 
 入り口からはPCの影になってたけど机に突っ伏すように
 千早さんのプロデューサーさんも寝ていたの……

 うーん……クーラーがついてるし……
 
「タオルケットってあったかな?」

 ・・・

「これでよしなの」

 千早さんと千早さんのプロデューサーさんに
 見つけてきたタオルケットをかけてあげたの
 
「二人ともお仕事お疲れ様なの」

 みんなが来るまで少し時間がかかりそうだし
 美希も少し……
 
「うーん……美希……」

「千早さん?」
 
 千早さんに名前を呼ばれたの
 近づいてみ(はしっ)
「えっ?」
(ぐいっ)
「きゃっ!」
(がしっ)

「うー」

 千早さんに急に引っ張られて抱きしめられたの
 うー、いきなりで驚いたしやっぱり文句……

「千早さんずるいの」

 そんなに嬉しそうな顔されると文句言えないの





「それにしても千早ちゃんは嬉しそうにしてるわねー」
 
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